タオルの歴史知ってた?こんなことあんなこと

毎日を快適に過ごしていくために私たちは色々な生活用品を利用しています。
朝起きて歯を磨き、顔を洗い、朝食を食べて学校や勤務先に出かけていく。
こうした何気ない毎日の中にも、私たちに欠かせないグッズがあります。

朝起きて顔を洗うときにも、夜お風呂から上がり体を拭くときにも利用するのがタオルです。
バスタオルにフェイスタオル、勤務先や学校では汗を拭くときにハンドタオルやスポーツタオルなども当たり前のように利用しています。
私たちにとって、タオルというのはなくてはならないものであり、生活の上での必需品です。

さて・・・このタオルですが、いったいいつ頃から人に利用されるようになったのか?
そのルーツを紐解くと、びっくりするくらい大昔から利用されていたということがわかります。
実は石器時代初期、スイスのある湖畔に暮らす人々が、木の内側の柔らかい皮部分や、亜麻を利用し織物を織り、体などを拭く、乾かすということに利用していたというのです。
また紀元前の古代エジプトではリネンタオルのようなものを利用していたといわれています。
古代エジプトの生活を紐解く墳墓には、このリネンタオルのような織物が発見されているのです。

タオルの発祥については様々な説がありますが、タオルの起源はこのスイスで利用されていたものが有力だといわれています。
びっくりしますね。
まだ紀元前という時代です。
その時代から人は、体を拭く、手を拭くという習慣を持ち、そのために「物」を利用していたのです。
私たちの祖先が行ってきた本能から工夫して行われてきた行動が、現在、「タオル」というなくてはならないグッズを生み出してきたのですね。

世界ではこんなにも古くからタオル的なものが利用されてきたようですが、日本ではどうたったのか?というと、日米修好通商条約以降だといわれています。
日本というと、手ぬぐいですよね。
手ぬぐいではなく、タオルというものが登場したのが、1858年の日米修好通商条約以降、欧米の方々が日本を訪れ、タオルというものが持ち込まれ日本人に紹介されたといわれています。
また、タオルが日本に初めて輸入された記録は、1872年、大阪税関の記録に残されています。

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