織機の歴史

タオル豆知識
織物は織機で作られます。
織機は「ショッキ」「オリキ」または「ハタ」と読みます。
「機」を「ハタ」というときは、経糸に緯糸を通して布を織る道具を指します。
 
織機は大きくふたつに分けることができます。
ひとつは経糸を床に対して水平に引っ張って織る「居座機(いざりばた)」。この名前は織り進めるに従い座る位置をずらしていくことからきています。
もうひとつは経糸の一方を枠の上部に固定し、床に対して垂直に張って織る「竪機(たてばた)」です。
綿織物の多くは居座機から発展した高機(たかばた)で織られるようになります。
 
また分類として、人力で織る「手織機」と、機械の動力で織る「力織機」があります。
手織機といわれると昔話の「鶴の恩返し」を思い出す方も多いかもしれませんが、手織機の長い歴史は、英国の産業革命とともに発明された力織機にて取ってかわられるようになります。
 
力織機の登場により綿織物の生産過程は大きく変わりました。
機械化・大量生産が可能になり、タオルの発展に大きく寄与することになりますが、それによって特に欧米において手織りの技術の多くはすたれてしまいました。
新しい技術によって伝統がすたれてしまうことは、織物の世界でも見られています。
ただ一方で、日本では現在でも伝統的な綿織物の技術は大切に保存されており、人々の関心を集めています。
 
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